1人目が問題なくできたから2人目もすぐにできるよ！と思われているものの、なかなか思い通りにいかない現状にお悩みの方は少なくないです。
お1人目のご出産から数年経っており、ご両親共に年齢を重ね、子宮や卵巣、また精子も同様に加齢し質が低下してしまう事、また慌ただしい子育ても相まってお互いに性欲も低下してしまうという影響もあるかと思います。
また、帝王切開の場合は、子宮を切っており、その傷の炎症の影響で癒着が生じたり、傷跡のへこみに血液が貯まると着床や精子の運動を妨げる原因になり得ます。卵管の炎症などで生じた水が子宮内に落ちるのも同様に着床を妨げるので、炎症、癒着、滞りは可能な限り解決したいですね。
中医学的には、妊娠出産により多量の気血が失われます。出産後に十分に休息して回復していないと次のご妊娠に影響が大きいです。特に日本人女性は働き者で気持ちが優しい方が多く、休む事に罪悪感を覚える方が多い傾向にありますが、休むべき時は休んでお身体を回復させる事が次の妊娠や将来やってくる更年期に対して備えとなります。
また、帝王切開はお身体にメスを入れるので、お血（血の滞り）が発生します。産後すぐにケアする事が理想ですが、そうでない場合もより子宮内膜環境を整え、着床が問題なく行われるように中医学の知恵を借りる事をおススメします。